望月歯科
MOCHIZUKI DENTAL OFFICE

〒166-0002 東京都杉並区高円寺北3-20-25 市川ビル2F TEL:03(5327)7301
 column.04 2001.05.21 
歯周治療の現在、そして未来
こんにちは、Dr.望月です。

前回はちょっとクダケ過ぎちゃいましたので、
今回はまた少し真面目にやりたいと思います。
さて今回は、「歯周病治療の最近のトレンドをお話しましょう。」
ちょっと、歯医者っぽいでしょう!

このところ巷ではよく「再生治療」などという言葉をよく耳にしますが
皆さんはご存知でしょうか?
“再生”とは簡単に言うと、失った体の形や機能が回復することで
歯科の分野でも例外ではなく、この再生療法が行われだしています。
例えば、前回お話した歯周病の手術では
従来、ハグキの腫れが治まってポケットもなくなれば
“治った”となるのですが
失なった骨はほとんど増加しないので、歯ぐきも下がってしまい
歯が間延びして、見た目を損なってしまいます。
そうなると、患者さんのお手入れも困難になるばかりか
むき出しの歯根は知覚過敏を起こし、虫歯を再発すること
につながってしまいます。

この点を改善するために、研究者や歯科医は長年にわたり
その術式や薬品、材料の開発に力を注いできました。
その結果、より強固にハグキが歯に密着し
喪失した骨も増加させることに成功しました。
それが、組織再生誘導法(GTR法;guided tissue regeneration)です。
なんだか、どこかのクルマの名前みたいですけれども
これは、フッ素樹脂でできた「ゴアテックス・メンブレン」という膜を
手術時に歯根とハグキの粘膜の間に差し込んで
膜が外に露出しないように縫いあわせ、一定期間置いた後
その膜だけを除去すると歯根に新鮮な粘膜の強い密着が得られ
かつ、骨も増加させることができるという一挙両得な方法なのです。
さらに、エムドゲイン(エナメル基質タンパク質)という薬品を使用して
歯根面に骨を誘導するのに不可欠な歯根膜を再生させたり
Bio-Oss(骨誘導ミネラル)を失った骨の場所に患者さん自身の
骨と混ぜて埋め込むことによって骨を再生したりと
歯科医療の先端技術はめまぐるしく進歩しています。

いずれは、遺伝子(ヒトゲノム)情報が解明されれば
近い将来、患者さんの遺伝子から歯自体を再生させることも
不可能ではない時代になるでしょう!
わたしは皆さんが歯で困らない時代が来ることを
診療を通じて常に願っています。

次回はまた、テーマを変えてお送りしたいと思います。 ではまた………

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