望月歯科
MOCHIZUKI DENTAL OFFICE

〒166-0002 東京都杉並区高円寺北3-20-25 市川ビル2F TEL:03(5327)7301
 column.15 2008.4.22
顎は お元気ですか?
※画像をクリックすると大きな画像が表示されます。
大変お久しぶりです。

やっと寒さが和らいで春本番になりましたが、皆さんの顎(アゴ)はお元気ですか?
と言いますのも、ここ数年「歯を咬み合わせると痛い。水がしみる。何も噛んでなくても歯がうずく・・・」等々を主訴にいらっしゃる患者さんがとても多くなっています。そこでお口を拝見してみると痛む歯に虫歯などの異常は見られずレントゲンにも異常は見当たらないことが多々あります。

では痛みを引き起こしている原因はいったい何でしょう・・・??
いろいろ調べてみますと・・・どうやら「咬みぐせやストレス」が引き金になっているようではないかと考えています。
医学的、生理学的には左右両方の歯でまんべんなく食べることがよいと以前から定義されてきましたが、歯を失っていたり歯並びがよくないと片側で物を食べざるおえません。すると頻繁に使われる歯は磨耗したり、歯周病を患えば歯が揺れてしまいます。
上記の症状をお持ちの患者さんの多くは確かにこのような方々でした。
しかし最近では・・・虫歯もなく歯並びも良くて、お手入れも上手にできている方たちにこのような症状が出てきているんです。
なぜでしょう?

うちでは最初に記入していただく問診表で
「歯ぎしりや食いしばりをしていますか?」という質問をしています。
自覚されている方はイエスに○をつけられますが大半の方は寝ているあいだの話なので気づいていらっしゃいません。

歯ぎしりや食いしばりは無意識のうちに運動神経が異常に顎の筋肉を収縮させて歯と歯をすり合わせて磨耗させてしまう現象です。
これが長期間続くと(日中活動している際に歯が触れ合う時間はたった10分足らず、これが寝ているあいだの歯ぎしりでは1時間以上も歯が擦れ合うと云われています)歯がすり減るだけでなく歯の根元がかけて水がしみる「知覚過敏」が起きたり歯根のまわりにあるじん帯が炎症を起こして「噛むと痛い、物が噛めない」といったまさに虫歯と同様な自覚症状が出てきます。

しかし診察してみますと歯に少しだけ磨耗が見られる程度で(初期ではあまりそれも見られません)きれいなお口をしている方が多いのです。
男女比では女性の方が多く、特に20代30代に多く見られる傾向があります。
昨今ではストレスと歯ぎしりの関係が明確になりつつあります。

そこで患者さんに
(1) 最近睡眠不足でしたか?
(2) 疲れ気味ですか?最近、風邪などで体調を崩してませんでしたか?
(3) 就職や転勤・入学など生活環境が変わったことがありませんでしたか?
(4) 運動不足ぎみですか?
とお聞きしますと大半の方がどれかに当てはまっているようです。
男女雇用機会均等法により女性の方がバリバリ仕事をこなす時代です。ということは社会生活でのストレスも高くなりやすいはずです。
そうなると寝ているあいだにガリガリゴリゴリ歯をこすり合わせてしまうのも無理はないでしょう。

ではこういった場合どうすればいいでしょう?
私はお家でできる筋肉リラックス法をお伝えしています。

クリックで大きな画面が表示されます。
(写真1)頬骨のくぼみをゆっくり押します
クリックで大きな画面が表示されます。
(写真2)耳たぶのうしろで顎の付け根のすぐ上のくぼみを押します
噛み合わせの位置を決定しているのは骨ではなく筋肉です。
この筋肉の緊張や疲労を取ることで噛み合わせの位置も変わると考えていいでしょう。 まず頬骨の奥側、耳から2センチほど手前を親指か人差し指で少し痛みを感じる程度に押します。(写真1)

続いて、耳たぶの後ろのくぼみを同じく親指や人差し指で押します。(写真2)

これらを交互に5〜10分ほど行ってみます。
その際、お風呂で湯船に浸かりながらお湯を頬にかけるようにして温めながら行うとなお効果的だと思います。

疲労やストレスそして冷えなどで症状が出ているケースでは数日で改善されると思います。
歯ぎしりや食いしばりによる歯の磨耗や動揺が著しい場合にはマウスピースをお作りして就寝時に付けて歯にかかる負担を取り除きます。
歯ぎしりや食いしばりは大脳からの運動神経で行われているため止められませんが、こういった装置で歯を保護していくことになります。

中には歯ぎしりをしていても特に症状を出していない方も多いのですが
一度、知覚過敏や咬合痛を起こしてしまうとなかなか痛み止めなども効かず苦労されることがありますので、こういったご自宅でのマッサージを行っていただくか歯科医院での治療やアドバイスを受けていただくことも大切かと思います。

  では また!

PageTop↑
[Dr.望月のコラム]  「歯周病」について  「歯周病」の治療  歯周治療の現在、そして未来  矯正は歯にとっても安全な治療法!  歯の美白って何?  インプラントはこわくない!  親知らずはなぜ抜くの?  歯の治療は怖いですか?〜私が考える無痛治療〜
矯正歯科審美歯科歯科予防インプラント無痛虫歯治療医院案内
オンライン予約お問い合わせ望月歯科トップページ